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2024 / 03 / 10
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■<3月コラム>経営は一人で行うものではない!本当の経営者の仕事って?

■経営は一人で行うものではない!本当の経営者の仕事って?

会社経営という仕事を漠然と考えている人は少なくありません。実際のところ、経営者に求められる役割は多岐にわたります。さまざまな業務を的確にこなしていけるからこそ、経営者の資質があるといえるでしょう。この記事では、経営者が担うべき仕事の説明や、会社を発展させていくうえで心がけたいポイントを解説していきます。

 

 

1.経営者に求められること

辞書を引くと、経営者とは「会社の経営の責任を持つ立場」と説明されています。そして、経営責任とは大きく2つに分類されます。まず、「会社やプロジェクトを問題なく発展させること」です。ここでいう発展とは、利益を出して会社を成長させる行為だけに限られません。会社に関わる従業員、株主、スポンサーを大切に考えることも含まれています。

そして、「深刻なトラブルが起きたとき、矢面に立つ」のも責任のあり方です。部下に罪をかぶせて自分は隠れてしまうような経営者は、責任を果たしているといえません。ときには、経営者が損失を補填したり、訴えられたりすることすらありえます。経営者ならば、会社が悪い状態にあるときでさえトップの役割を果たすべきなのです。

 

 1-2.経営者と取締役の違いとは

経営者の仕事について理解するためには、取締役との違いを押さえておくことが大切です。まず、経営者とは企業における最終的な意思決定者のことです。経営者は企業の経営活動に関する業務全体を監督し、その遂行を指揮します。なお、企業の経営を管理する複数のメンバーをまとめて経営者と呼ぶ場合もあります。次に、取締役とは企業の意思を決定する取締役会のメンバーのことです。企業の意思決定に関与しているため、取締役もある意味では経営者だといえます。

 

2.経営者の仕事とは

会社経営者の主な仕事は「経営方針の決定」です。具体的には「プロジェクト推進」だといえます。企画を立ち上げ、展開していくのに必要な決定を下していきます。また、そのために必要な「資金調達」も経営者が中心になって行うべき仕事です。「労働環境の改善」も外せません。従業員が健全な環境で働けるよう、設備や制度を整えていきます。福利厚生の実施などもここに含まれます。そして、「従業員の教育と評価」です。能力に応じた人事評価を続けることで、従業員のモチベーションは向上します。

そのほか、組織の内外を問わず、人と関わる全ての行為は経営者の仕事です。幹部とのコミュニケーション、従業員への声がけ、社内外の行事への参加なども経営者なら引き受けることが重要です。

 

 2-1.経営者に必要な資質とは

企業の方向性を決定する経営者にはさまざまな資質が必要です。経営者に必要な資質としては、「先見性」「豊かな人間性」「論理的思考力」「コミュニケーション能力」「決断力」などが挙げられるでしょう。

企業を正しい方向に導くうえで、経営者に求められるのが先見性です。経営者は将来的に自社がどうなっていくべきなのかをイメージし、それを実現するためのビジョンを掲げなくてはなりません。そして、そのビジョンを全社員と共有することで初めて強力な組織が構築できるのです。

次に、豊かな人間性も経営者にとって重要な資質の1つです。どれだけ優秀な経営者でも、1人で会社を経営することはできません。部下や取引先の経営者など、周りの人を巻き込んで事業を成長させていくための人間的な魅力を備えていることも大切です。

また、経営者は様々な場面で判断を迫られるため、論理的思考力も必要になります。構想を練っている事業が成功を収めるかどうかは、経営者が論理的に予測を立てられるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。重要な場面で感情的になるのではなく、冷静かつ論理的に思考できるのがリーダーたる者の資質です。

その他、自分の考えを適切に伝え、相手の思っていることを親切に感じ取るコミュニケーション能力も経営者には必要です。そして、企業の最終意思決定者である経営者が決断しなければ何も始まらないので、もちろん決断力も重要な資質だといえます。

 

3.会社経営は一人で行うものではない

経営をスムーズに行うには、さまざまな業務が新たに生まれます。たとえば、会社が規模を大きくするためには、業務をシステム化することも必要です。その場合、開発や導入、社員教育といった仕事が出てくるでしょう。また、社員が増えるにしたがい、部署や部門も多くなっていきます。これらを経営者1人で束ねていくのには限界があり、組織図から見直さなくてはなりません。

たとえば、専門家に一部の業務を任せるのは得策です。人件費こそかかるものの、その分野に特化したスキルを借りられるので決して損にはなりません。経営者の負担が減るだけではなく、会社が新事業を展開していくためにも役立つ判断です。

 

4.経営者として何をやるべきかを明確に

もしも経営者になったら、「明確な意思」を持ちましょう。なぜなら、経営者に求められている能力は意思決定と統率力だからです。経営者は会社に関わるさまざまな事業について、日常的に判断を求められます。そのたび、迷ったり悩んだりしていると運営に支障をきたすでしょう。何より、経営者に判断を委ねている従業員を不安にさらしてしまいます。迅速かつ正確に決定を進めていけるからこそ、経営者は関係者の信頼を得られます。

また、経営者のスケジュールには余裕がないため、全ての業務に同じだけの時間は割けません。自身の仕事をしっかり把握したうえで優先順位をつけることが大切です。重要性や緊急性の高いものから処理し、事業が滞らないようにします。

 

 5.経営者におすすめの本3選

優秀な経営者を目指すうえで、経営者のあり方を学べる本を参考にするのも1つの方法です。ここでは、経営者が読んでおきたいおすすめの本を3冊紹介します。

まず、1冊目が「ドラッカー365の金言」(P.F.ドラッカー著/ダイヤモンド社)です。著名な経営学者であるドラッカーの名前は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。この本では、経営に関するドラッカーの考え方が網羅的にまとめられています。ドラッカーに興味がある人や、現代の経営に影響を与えた考え方が知りたい人にはおすすめの本だといえます。

2冊目として紹介するのが「生き方」(稲盛和夫著/サンマーク出版)です。稲森和夫は、京セラやKDDIなどを立ち上げた日本を代表する実業家です。非常に優秀な経営者として知られており、稲森和夫の発言や考え方は現在でも熱狂的に支持されています。この本では、さまざまな経験を積んできた稲森和夫の人生哲学が述べられています。現役の経営者にとっては学ぶところの多い読書体験となるでしょう。

最後に、3冊目として「競争の戦略」(M.E.ポーター著/ダイヤモンド社)を紹介します。経営者が身に付けるべき「競争の戦略」について解説されており、MBAのテキストとしても使われています。やや専門性が高いので、経営に関する知識をある程度学んでから挑戦するのがおすすめです。

 

 

経営者として本当にやるべき仕事をしよう

限られた時間の中で、優先度の低い仕事に時間を取られている経営者は少なくありません。やるべき仕事を明確にし、迅速にかたづけていくことが重要です。そのためには、役員運転手や秘書を雇うのもひとつの方法です。トランスアクトグループではさまざまな職種の派遣を行っているので、条件に合った人材をリサーチしやすいでしょう。

 

 

 

 

 

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